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| TACMINという名称は私たちの工芸に寄せる思いを、日、越、英の3つの言葉に託したものです。日本語では匠のネットワーク、ベトナム語では“TAC(作る)”と“MIN(繊細な)”を併せ、英語ではTraditional Artisan Craft Movement Initiative & Network(伝統工芸活動振興ネットワーク)の頭文字をとったものです。伝統工芸を通じて日本とベトナムと世界をつなぐという思いをこめて名づけました。 |
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工芸品は長い間必需品で私たちの日常生活のなかで親しまれ使われてきました。工芸品は市場や社会の求めに応じて様々に発展してきましたが、この過程で更に鍛えられ高い技術と豊かな表現によって芸術品にまで向上したものもあります。しかし同時に、時代の変化に耐えられず生活から消えていった工芸品、変質して伝統価値を無くしてしまった工芸品、単なる観光みやげ物になってしまった工芸品もたくさんあります。そしてこうしたなかで優れた技術や職人が失われ産地も衰退していった事例も多くあります。
現在TACMINが活動の拠点をおいているベトナムでも、全国に2,000以上の工芸村と100万人を超える工芸従事者が、激しい時代の変化のなかで、生活の維持、伝統技術・価値の衰退、後継者不足、限られた販路、付加価値の下落、競争の激化等様々な問題に直面し、大きな転換期を迎えています。 |
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TACMINは伝統工芸品がそれぞれの国や地域の伝統価値を失うことなく時代をこえて社会に受け入れられ、生活の中で実際に使われ、あるいは鑑賞され、これによって工芸品に携わる人たちや工芸品を用いる人々の生活を豊かにし、精神に安らぎを与えてくれるように願い、このための活動をし、支援し、思いを共にする人たちとの輪を拡げてゆくことを目的としています。具体的には次の4点にあります。
(1) TACMINはベトナムにある優れた工芸品の伝統価値、製作技術、地場の原材料を発掘し、これをベースとして、現代の社会にマッチした、国際市場で競争力のある伝統工芸品の開発を行ない、ベトナム工芸品のアイデンティティを強化し、伝統工芸品のパイオニアとしての役割を果たします。
(2) TACMINはベトナムの伝統工芸の歴史や工芸品製作の背景、職人の技術、工芸村の営みなど、伝統工芸に関わる様々な側面についての調査研究を行ない、伝統工芸の知識ベースの強化に貢献するとともに、政策形成に関わる調査活動を行ないます。
(3) TACMINはベトナムの伝統工芸に関わる人たちや組織の技術とキャパシティ向上のためにトレーニングや助言を行ないます。
(4) TACMINは上記の活動の過程で得られた成果と情報を広く発信し、ベトナムだけでなく関係する諸外国の伝統工芸に関わる人たちや組織との交流を深め、ネットワークをつくりあげてゆきます。
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